11月21日(水)少人数指導の様子です

2年生と3年生の英語科は、習熟度別の少人数指導を実施しています。全学年CAN-DOリストに基づいて行い、単元の目標や評価は揃えつつ、分割したコースの状況に応じた学びの過程を設定します。

◆2年生の一つのコースを受け持っている藤原先生は、この少人数のよさを活かして授業を展開しています。

初めに本時のGoalを明確にします。具体的には、授業の最後に言えるようになることをめざす表現(例えば、Goal;サッカーはこのクラスで一番人気です)を黒板のすみに書くのですが、これは英語科で揃えています。そして、ペア学習や個々の発表などSpeakingの時間を多く取りながら、より多くの表現方法が身につくように、丁寧にアドバイスしています。

     

◆3年生の一つのコースを受け持っている岩本先生は、受験を控えた生徒たちに身につけてほしい表現を徹底的に練習させるとともに、明確な評価基準を示しています。「スピーチの仕方を知り、自己表現に活かす」という単元目標の中で、本時のGoalは、「ケンのスピーチの後半部分を暗唱することができる」で、ペアで暗唱テストを受けます。評価は、【A】評価「発音や語順に間違いがなく、正確に暗唱する」を基準とし、規準以上が【A+】つまらずなめらかにできる、基準以下は【B】ヒントをもらって、ほぼ正しくできる【C】ヒントをもらって、できる です。練習に入る前にこの基準を示すことで、生徒一人ひとりの目標が明確になっています。

  

狭山中学校では、他の教科においても少人数指導のよさを活かし、確かな学力と学習意欲を高める指導方法の工夫改善に取り組んでいるところです。

11月16日(金)研究授業を実施しました

◆1時間目、杉本先生の1年生社会科歴史的分野「武家政権の成長と東アジア」の授業がありました。

「東アジア諸国と日本の関係を、資料を用いて考察する」「正しい歴史的知識を獲得し、それをもとに時代を大観する」ことが単元の目標です。

初めに杉本先生は、鎌倉幕府と室町幕府の組織図をICTで写し、比較させました。「まず、一人で3つ以上見つけよう。時間は3分」その後、「侍所」「執権」「六波羅探題」「守護地頭」「鎌倉府」などがどう変わったか次々発表していきます。

続いて、主な守護大名を表した地図が映し出されました。資料から、一国を支配する守護大名の数や成長を読み取りながら、鎌倉から室町へ時代の移り変わりを感じた生徒たちに、話し合ってみようと与えられた課題は、「天皇・室町幕府の将軍・守護大名、権力のランキングを考えよう」です。一人で考えた後、グループで話し合いホワイトシートにまとめていきました。守護大名か将軍か、天皇か…考えた理由も発表し、杉本先生の評価を通して、戦国の世の中へ移っていく不安定な状況について、考えを深めることができました。

最後は、室町時代の学習で抑えておくべき内容のふり返り問題をして終わりました。

社会科では、知識の定着を中心とする時間と課題について考察する時間のバランスが大切ですが、1年生は課題解決的な学習過程にもなれ、自分の言葉でまとめることができるようになってきています。基本的な内容を確実に身につけるとともに、史実について考察する楽しさを実感してほしいと思います。

   

 ◆2時間目、川口先生の3年生数学科「平行線と線分の比」の授業がありました。「平行線の線分の比の考え方を使って、線分を○:△に分けることができる」が本時の目標です。

初めに川口先生はめあてを示し、電子黒板に直線ABを示しました。そして、作図しながらその書き方がなぜ3等分と言えるのかをひとりでじっくり考えさせました。「同位角」「相似」「平行」などの数学的用語を用いてそれぞれ説明を考えていきます。「描き方はわかっているけど、文章で説明するのはむずかしいなあ」という生徒も。この課題は復習ですので、生徒にすぐに前での説明を求め、全員で確認しました。続いて本時の課題「この作図方法を用いて、線分を2:3に分けるには?」に取り組みます。確認した方法を活かして、どんどん作業が進んでいきました。最後は説明です。班ごとに、異なる比の作図を求め、ホワイトシートに描いて発表します。中には、川口先生顔負けの説明ができる生徒もいて感心しました。

なぜそうなるのか・・・を考え、説明し合うことで理解が深まることを実感する授業でした。

   

11月15日(木)研究授業を実施しました

◆5時間目、山本克也先生の1年生保健体育科「ソフトボール」の授業がありました。

「基本的な技能を身につけて試合ができるようにする」「仲間と協力してゲームを楽しむ」ことが単元の目標です。

黄・白・赤のコーンを配置し、できるだけ広がってキャッチボールができるように準備された運動場。体育係のかけ声で元気よく準備体操を始めます。続いて、先生は本時の学習の流れを説明し、グローブの動かし方や捕球動作について、生徒とキャッチボールの模範を見せて明確に伝えました。

真剣に聞いていた生徒たちは、運動場に広がると10メートルから20メートルの距離に広がり、キャッチボールの練習。投げる・転がす・受ける・走る・・・受けやすい球、難しい球といろいろ体験します。

山本先生は生徒の学び合いをとても大切にし、班長を野球やソフトの経験者にして、どうすればうまくキャッチできるかを説明させていました。「こんな球の時は、こうやで」「グローブをつけて、そうそうそれでいいよ」「○○君、上手い!さすが!」…など高め合いの声がたくさん聞こえる授業でした。次の時間はバッティングも練習するとのこと。試合がとても楽しみです。

     

11月12日(月)家庭科の研究授業を実施しました

◆1時間目、高橋先生の2年生家庭科「調理実習に備えて」の授業がありました。

「調理室や調理器具を安全に使って、調理実習を円滑に行うことができるようにする」ことが、単元の目標です。

献立は、豚肉のしょうが焼き、付け合わせ(ピーマン)、青菜のおひたし、みそ汁、ごはんです。これだけ豊かな献立を限られた時間に作るためには、調理室のどこに何があるかを把握するとともに、調理器具の使い方をマスターしておかなくてはなりません。

高橋先生は、調理室のどこに何があるかを説明をした後、調理器具の使い方について、実際に班ごとに実習させました。計量スプーンは使ったことがない生徒が多く、小さじすり切り1杯、2分の1杯を正確に測るのはなかなか難しいようです。

小麦粉はうまくいったものの、水はこぼしてしまう場面が多く、実習当日は油や醤油などをこぼさないようにしないと・・・と話す生徒もいました。当日、正しい計量でおいしい味付けができますように!

   

11月8日(木)研究授業を実施しました

◆3時間目、塩月先生の2年生数学科「図形の性質」の授業がありました。

「三角形の内角や外角に関する性質を論理的に確かめること」「多角形の内角の和や外角の和を、三角形の角の性質などを基にして求めること」をできるようにするのが単元の目標です。本時の課題は、「錯角が等しくなる理由」の説明です。すっかり馴染んでいる学習の流れに沿って、ノートに自分の考えをかいた後、3~4人の12班に分かれてホワイトボードにまとめながら話し合っていきます。その後の前に出ての班ごとの発表もどんどん進んでいきました。ほとんどの班は「同位角」という用語を使って説明しましたが、1つの班だけ、小学校で習った「平行な2本の直線の描き方」を使って、ユニークな考えを説明してくれました。

最後に塩月先生が12班のホワイトボードを並べ替えて評価し、それを活かして生徒たちはふり返り、ノートをまとめていきました。

小学校算数で学んだことをもとに自ら考え、さらにこの単元で図形の性質の理解を深め、その性質を用いて「証明」へとつながっていく・・・数学だけでなくどの教科も学んだことをもう一度確認しながらステップアップしていきます。「どう説明したらいいか」難しい課題もたくさん出てくる数学科ですが、このような活動を通して論理的に説明する力を育んでほしいと思います。

   

◆4時間目、立川先生による2年生社会科の授業「武士による支配の完成(江戸時代初期)」がありました。

江戸時代についての理解を深め、なぜ約260年も続いたかを説明できるようにするのが、単元の目標です。

授業のはじめに「確認問題」として歴史的用語の確認テストを行いました。「武家諸法度」「参勤交代」などの重要語句は生徒たちにある程度定着しているようです。続いて、立川先生は、「江戸幕府はどうやって大名・公家を支配したのだろう?」との課題を掲げ、ICTを使って、参勤交代の大名行列の絵や1664年の主な大名配置図を映し出しました。

「なぜ、参勤交代を行ったのだろう?」「参勤交代の費用を節約するために、みんなならどうする?」「御三家・譜代大名・外様がこのような配置になっているのはなぜだろう?」等の問いかけに、どの生徒も一生懸命考えていました。発表は、ICTで映し出された資料を指示棒で指しながら、説明します。1学期の時よりもずいぶん慣れた様子で発表できるようになり、学習の積み重ねが感じられる1時間でした。

社会科は生徒にとって「覚えることがたくさんあって大変」と思われがちな教科ですが、このように史実について想像を膨らませながらキーワードを身につけ、説明できるようにすることで、定着が確かなものになると考えています。今後も社会科への関心や意欲を高め、社会的なものの見方や考え方を働かせてほしいと思っています。

    

 ◆5時間目、日置先生による2年生英語科「比較」の授業がありました。

形容詞、副詞の比較級、最上級を理解して使えるようになることが、単元の目標です。

日置先生は初めに、本日のゴール①「~の中で、○○は1番~~」という表現を言える②「だれが〔何が〕1番~~?」という質問ができるー と学習の流れを提示しました。そして、

あなたと母親、どちらが背が高いですか? Who is taller,you or your mother?

彼女は、彼女の母より背が高い。She is taller than her mother.  を復習した後、

だれが4人の中で一番背が高いですか? Who is the tallest of the four?

何が4つの中で、一番簡単ですか? What is the easiest of the four?

等の表現を学んでいきました。表現に慣れるために何度も繰り返したり、ペアで伝え合うほかに、班でホワイトシートに書いて発表する活動も取り入れられ、学習活動の幅が広がっていました。

今後も「聞く」「読む」「話す」「書く」の活動のバランスを考えて、より活発な言語活動に取り組んでほしいと思います。

    

11月9日(金)研究授業を実施しました

◆4時間目、松井先生による1年生道徳科の授業がありました。

「真理の探究・創造」をねらいとし、本時の単元は「ミスター・ヌードル -安藤百福ー」という読み物です。

   

松井先生は、はじめに「真理とは何か?」と問いかけ、生徒が具体的に考えられるように、自分の夢や目標に置き換えて考えることを提示しました。「料理人になりたい」「教師になりたい」など様々な意見が出た後に、松井先生の教材範読に入りました。

親しみやすい話題の教材であったため、授業は落ち着いた状態でスムーズに展開されていきます。

中心発問「96歳になった安藤さんが常に新しいことを考え続けているのはどうしてだろう?」に対し、班で意見を出し合いながらまとめたものを発表しました。どの班も安藤さんの心情を考えながら、何事もあきらめずに信念をもって続けることの大切さや、新しいものを生み出すことの素晴らしさを感じ取れたようでした。

市教育委員会の先生からは、「主体的・対話的で深い学びを実現するために一番大切なことは、周りの意見を聞いたうえで自分の意見をどれだけ深められるか、振り返ることができるか、ということです。そのために、様々な意見を受け入れ、認め合えるようなクラスの雰囲気作りが重要です」というご指導を受けました。

 

11月7日(水)研究授業を実施しました

◆2時間目、立川先生による2年生道徳科の授業がありました。

「社会参画・公共の精神」をねらいとし、本時の単元は「加山さんの願い」という読み物です。

   

立川先生は、はじめに本時のめあてを提示し、資料の範読に入りました。どの生徒も資料の文字を追いながら、真剣に内容を読み取ろうと集中していました。

中心発問「主人公が雨の中で考え続けたことは何だろう?」の問いに関して、班ごとに意見を出し合いホワイトボードにまとめ、発表し合いました。どの班も主人公の心情変化のタイミングに気付き、自分の思いを交えながら考えることができていました。

市教育委員会の先生からは、「道徳の発問に対する正解は1つではありません。生徒から出る様々な答えをすべてクラス全体で共有し、実際の生活の中でどのように行動に移していくかを考えていくことが大切です」というご指導をいただきました。

 

 ◆4時間目、宮崎先生による2年生道徳科の授業がありました。

「真理の探究」をねらいとし、本時の単元は「マイナスをプラスにかえる」という映像教材です。

   

宮崎先生と坂井先生の寸劇からはじまり、和やかな雰囲気で授業は展開されました。NHKの映像教材は、「工場などから出る新品の廃棄物を、発想を転換して全く別の商品に作り替えていく」という内容でした。

生徒たちは、本時のねらいと映像の本質とのつながりを感じ取ろうという様子で、集中して視聴していました。

授業では、実際の中学校生活の中で「マイナスをプラスにかえる」ためには、どういう場面が考えられるのか、何をどのように応用していくのか、という発問に対し、各班で意見を交換しながらまとめて発表し合いました。

市教育委員会の先生からは、「映像や寸劇を使って、生徒たちの関心や意欲を高める工夫がよかった。中学生の生活の中で、映像のような発想でマイナスをプラスにかえるという場面はまだ少ないと思われるので、今後の道徳の授業では、生徒が身近な問題として感じられるような工夫があればよいのではないか」というご指導をいただきました。

 

◆4時間目、岩本先生、中本先生による3年生英語科習熟度別の授業がありました。

「関係代名詞の知識理解・表現」をねらいとし、本時の単元は「place to go,things to do(どこへ行って何をしよう)」です。

   

 

 習熟度別にクラスを2つに分割して展開していきます。中本先生は、少人数を生かして一人ずつ丁寧に声をかけ、練習・ドリル・復習を繰り返していきます。岩本先生は、ペアワーク・暗唱・スピーキングを順番に効率よく全員が回るように工夫しています。

教室内は、絶えず生徒同士の英語が飛び交い、楽しそうな笑い声もあちらこちらで聞こえ、あっという間の1時間でした。市教育委員会の先生からは、「今後も継続して、表現文章を1文で完結させる工夫をしながら、生徒自身の教え合い活動を中心とし、『できた!』を増やし、次のやる気につなげていくことが大切です」というご指導をいただきました。

 

11月6日(火)支援学級の研究授業(午前)と午後の支援教育研修の様子です

◆1時間目、中条先生による支援学級の授業がありました。英語の語順を考えて、簡単な英文を作ることを中心に、集中トレーニングを組み入れた内容です。

初めに、記号を探したり、図形を暗記したりする集中トレーニングを行います。ずいぶん時間が短縮してきているようでした。続いて、「want to~」を使った文作りです。中条先生は、sleep/eat/run/read/swim/drive…などの絵カードをたくさん作っていました。

生徒たちは、絵を見て単語の意味を復習しながら主語を考え、その後に「want to+絵カードの動詞」を続けて作文していきます。出来上がった文をもとに最後は、互いに問題を出し合い、シャッフルしたカードをもとの形に並べ替え、音読していました。

先日の山根先生の授業においても、iPadや絵カードを工夫するなど、支援学級では一人ひとりのニーズを大切にするとともに、特に視覚支援を積極的に取り入れた授業づくりに取り組んでいるところです。

    

午後は、支援教育に関する事例研修を学年別に行いました。講師は、梅花女子大学の閑喜教授です。発達障がいについての取組みについて、具体的な事例をもとに、きめ細かく教えていただきました。中学校の3年間は、心も体も大きく変化する時期です。今日の学びを活かして生徒たちの理解を深め、一人ひとりのよさを伸ばす指導のあり方について、さらに研究を推進していきたいと考えています。

11月2日(金)2年生の音楽の授業がありました

◆5時間目、中川先生による音楽の授業がありました。単元の目標は、「語感、強弱に気をつけて歌うことができる」「伴奏の変化を感じ取ることができるようになる」です。初めに、ゆっくりと呼吸を整えたり、音を確かめたりしながら発声練習をしていきました。続いては、「夏の思い出」の斉唱です。先生は、ピアノ伴奏の変化を聞きながら、歌うように指示しました。

その後、6つの問い「なぜ、伴奏は変化するのか」「2小節目はピアニシモになっているのはなぜか」「1番と2番のリズムが違うのは…」について、班で話し合ってホワイトボードにまとめていきます。難しいのでは…と思ってみていますと、生徒たちは次々と、その曲に込められた作者の思いを読み取っていきました。「聞く人が飽きないように違う雰囲気にしている」「歌詞のイメージに合わせて変えている」「強調したい部分のリズムを変えている」等々。生徒たちの豊かな感受性と表現力が感じられました。後は、恥ずかしがらないで、精一杯の声で歌い上げてほしいと思います。

    

11月1日(木)先生たちの授業研究(2回目)の様子です!

今年度から本校では、「学びの地図」に基づく「主体的・対話的で深い学び」の授業づくりについて、授業研究を進めています。1学期に全員1回目を終え、2学期中に2回目を実施します。研究の深まりが感じられる場面をホームページに掲載して、お互いに良いところを積極的に取り入れるようにしようと考えています。

◆4時間目、山窪先生による3年生理科「仕事と力学的エネルギー」の授業がありました。

この単元は、「実験の結果を工夫してまとめること」「仕事と力学的エネルギーの大きさの関係に気づくこと」が目標です。生徒たちはこれまでから実験に関心を持ち、積極的に取り組んできましたが、結果を工夫してまとめたり、結果から考察したりすることに課題が見られました。

山窪先生は、黒板にめあてと1時間の流れ「実験➡班でまとめる➡発表➡自分でまとめる」、4人グループのそれぞれの役割分担を提示し、短時間で説明します。「そんな説明だけで大丈夫?例も示さないで、まとめられるのかなあ・・・」と思うぐらいでしたが、生徒たちはさっと実験に取り掛かりました。

実験は、角度を調節できる斜面に、重さや大きさの異なる3種類の球を転がし、斜面下の木片がどれだけ移動するかを調べます。生徒たちは、3つの球の重さを測り、角度をどんどん変えてどんどん転がし、木片の移動距離を調べて記録していきました。そして、個々の記録用紙と班のホワイトシートにまとめていくのですが、さすが3年生。表にする班、グラフにする班…考察をまとめた後、全10班の発表もあっという間に進んで感心しました。

山窪先生は、10枚のシートを分類して掲示し、「仕事」「力学的エネルギー」という科学的用語を用いた説明の仕方をきちんと押さえ、もう一度考察を書かせていました。

理科では、実験の技能と合わせて、「科学的に考察し、規則性や関係性を見いだして表現すること」が求められています。このような授業を通して、さらに科学的な思考力を高めてほしいと思っています。1学期に比べて、生徒たちの主体性や説明力の向上が感じられた授業でした。

     

◆5時間目、神宅先生による2年生理科「電流と磁界」の授業がありました。

この単元は、「モーターの原理を説明できること」「電流の流れる向きと磁界の向きから、導線にはたらく力の向きを説明できること」が目標です。モーターについては、小学校でも電磁石の学習でコイルモーターを作ったり、どんなところでモーターが使われているかを学んだりしています。しかし、目に見えないものの原理を考えるこの単元は、生徒たちにとって難しく、また、その時はわかったようでも定着していないことが多いのが現状です。

神宅先生は、はじめに「この教室内で、モーターはある?」と発問、すぐさま「扇風機」と答えが返ってきました。しかし、「扇風機はどのような仕組みで回っているのかな?」との問いには、???

そこで神宅先生は、事前に紙や針金で作った磁石やコイル、電流や磁力の方向を示す矢印等の半具体物を、各班に配りました。見えないものを見える化し、説明しやすいようにするためです。そして、フレミングの法則、磁界の向きなど既習事項を確認した後、実際に説明の練習をしていきました。

半具体物を操作しながら説明する生徒たちは、真剣です。「矢印はこっち向きだよな?」「磁力が強い方はこっちだから、この向きに回転するよね?」何度も繰り返すうちに、少しずつ説明できるようになっていきました。続いて「整流子」について学んだ生徒たちは、「だから、同じ向きに回り続けることができるんだ」とわかったようです。最後に、この原理をノートに図でまとめました。

この単元では、電流と磁界の規則性や関係性を見いだして表現することが求められています。科学的な現象について説明するこのような授業を通して、基本的な科学的用語を身につけ、さらに科学的な思考力を高めてほしいと思っています。