熱中症の研修会を行いました

6月26日(水)期末テスト1日目の午後、熱中症の研修会を行いました。講師は、大阪教育大学で保健体育を担当され、サッカー部の監督をされている井上功一先生です。「人の身体と汗」「熱中症発生のメカニズム」「対応」「予防」などについて、わかりやすくお話ししていただきました。また、「衣服」「体重と尿の管理」「暑さに対応できる体づくり」については、ご経験に基づく大変具体的なお話でした。

井上先生に講師を依頼した時に電話でご指導いただいた「尿の色で脱水チェック」のシートは、すでに各トイレの便器ごとに、養護教諭が貼っています。口渇感や尿の色など、体の異変に早めに気づくとともに、病後や体調がすぐれないとき、寝不足や食欲不振、疲れがたまっているときなどは決して無理をしないようにしてほしいと思います。

私たちは、この研修を通して、本校のマニュアルを再確認しました。夏の部活動を安全に行うことができるようさらに意識を高めていかなくてはと考えているところです。

    

数学科★塩月先生の授業研究です

6月12日(水)3年生の数学科「平方根」の授業研究がありました。平方根の必要性と意味を理解することが、単元の目標です。生徒たちの多くは、これまで学習した図形の作図や求積などを身に付けていますが、柔軟な考えを取り入れたり、新たな発想に基づく解決方法を見いだしたりすることが、課題です。

既習問題の証明を確認した後、先生は、1㎝の方眼用紙を配りました。黒板に書かれためあては、「いろいろな大きさの正方形を作図しよう」です。生徒たちは、すぐにとりかかりました。そして、1×1=1㎠、2×2=4㎠、3×3=9㎠の3つを描きあげました。ここまではあっという間だったのですが、ここでみな手が止まってしまいました。塩月先生は、机間指導しながら、「それだけしかないか?」「もっとかけるはず…思いつかないかな?」と声をかけます。

そんな中、一人柔軟な発想で、2㎠の正方形が描けた生徒が出てきました。それを見つけた先生は、前に出て描くよう指示します。生徒たちは、「なるほど」と拍手。この発想に基づいて、さらに正方形がないか探すように先生が促すと、みな真剣に考え始めました。そして、新たに5㎠、8㎠、10㎠の正方形の描き方を見つけた生徒が出てきました。

「ああでもない、こうでもない」と思考し続けて、見つけたときは瞳がきらりと輝く生徒、友達の前での発表に、「なるほど、そうか」と急いで描き始める生徒など、生徒の学びの感動が伝わってくる授業でした。

最後に塩月先生は、面積が2㎠の正方形ということは、一辺は何㎝だろう・・・次の時間はそのことを学びますと予告しました。√2 初めて出会う数ですが、今後の数学で常用する数です。小学校で習った面積の基本から広がった今日の授業をもとに、「√」に親しみを持ってほしいと思います。

      

数学科★村垣先生の授業研究です

6月6日(木)1年生の数学科「項~加減より乗除が先~」の授業研究がありました。四則計算において、加減より乗除を先にするわけを理解するとともに、課題をグループで解決しようとする態度を身につけることが、単元の目標です。

導入で基本問題の復習後、村垣先生は黒板に「どうして、○法・○法より先に、○法・○法をするの?」と書き、○の言葉とその意味を想起させました。加(足し算)減(引き算)…と生徒たちは元気よく手をあげて発表します。学習のルールがきちっと守られ、楽しい雰囲気でありながら、関心の高まりが伝わってきます。

まず一人で考えて発表します。「計算のきまりだから」「そうしないとまちがえるから」「だれか偉い人が決めたから」などの意見が出るたびに、笑いが起こるものの「なんか違うよなあ。でもわからないなあ…」というムードに。

続いては班での話し合いです。「小学校での文章問題を思い出してリンゴやノートの絵を描く班」「2個のリンゴ×4パック+5個のリンゴ」「×と÷は前の数とペアになる」などと説明を書く班。わからなくて困っている班。いろいろですが、みな真剣に話し合っていました。そして、発表。自分の班では出なかった意見に関心を高く持って聞いています。

最後に先生は、一枚のレシートを印刷して配付し、品ごとにまとめたものを計算するという実生活とのつながりに着目させました。そして、「乗除の場合は、かたまりと捉えます。かたまりのことを『項』書いて『こう』と読みます」…

生徒たちは、かたまりにまとめるために、先に計算するという必要性がわかったようでした。ときどき、NHKのキャラクターのちこちゃんの絵も登場して、終始楽しい雰囲気の授業でした。「なぜだろう?」と疑問を持ち、既習事項を活かして「自分→グループ→全体」という流れで、考えを深めていく問題解決的な学習を今後も研究していってほしいと思います。

       

体育科★宮崎先生の授業研究です

6月5日(水)3年生の体育科「陸上競技 ハードル走」の授業研究がありました。この単元は、「技能のポイントを意識し、お互いにアドバイスしながら、『できた』をともに実感できるようにすること」が目標です。

6時間目の運動場は強い日差しが照り付け、初夏を思わせる暑さです。そんな中、生徒たちは体育委員を中心に集まり、準備運動を始めました。さすが3年生、慣れた様子です。

続いて先生が、本時の学習の流れを説明しました。1年生の時に学習したハードル走を想起させるとともに、50メートル走のタイムをもとに目標タイムを設定することやハードルの高さを加味すること、アドバイスのポイントなどを伝えました。

学習カードに自分の目標を記入した生徒から順に、ハードルを並べます。すでに、インターバルを計測してラインが引かれているので、高さ別、インターバル別にスムーズに並べることができました。

暑い中、生徒たちは、自分に合うハードルを求めて、どんどん跳んでいきます。スタートから2,3台は余裕なのですが、だんだんパワーダウンしてきますので、「無理や~」「合わなくなってきた~」などリタイアして、スタート位置に戻る生徒も・・・また、5台跳べても、イメージ通りにいかなくて、「なんか、違う・・・」「着地で体が曲がる」などの声も。

試行錯誤を繰り返すうち、3歩のリズム、低い姿勢での飛び越し、前足の振り上げなど、美しくリズミカルにできる生徒が増え、スピードも上がってきました。生徒たちは互いに、「上手い~」「すごい~」「かっこいい~」と言い合い、暑い中がんばっていました。

終末、宮崎先生は「学び合って高め合えていたこと」「何度も繰り返して練習していたこと」を評価し、次時への意欲を高めていました。学んだことを、体育大会でも活かしてほしいなと思いました。

       

英語科★藤原先生と西川先生の授業研究です

6月5日(水)1年生の英語科少人数授業の授業研究がありました。この単元は、紹介の仕方を知り、自分が好きなものや好きなことについて説明することが目標です。  

発展的な学習をめざすイルカコースと基礎的内容の確実な定着をめざすクジラコースに分かれ、生徒の状況に応じて学習カードや絵図、ICT等を効果的に組み合わせて、授業が進められていきます。

単語や文を繰り返し読んだ後、ワークシートが配られ、生徒たちは発表準備に取り掛かりました。先生は、評価の5つの観点を示し、生徒たちの目標が明確になるように伝えました。

I have my shoes in my bag.

I like soccer very much.

I play it five times a week. 等々。

市教委のアドバイザーの先生には、「コースそれぞれの工夫があり、どの生徒もがんばっていた。少人数指導では、個別指導がその場でできるので、苦手な生徒や困っている生徒に気づき、丁寧な指導を続けてほしい」と助言いただきました。

授業後、2人の先生たちは、5つの評価の観点の掲示物を早速作成していました。発表の時間が楽しみです。

   

英語科★阪上鈴華先生の授業研究です

5月29日(水)3年生英語科「現在完了形の導入」の授業研究がありました。この単元は、現在完了形の経験用法と完了用法のちがいを理解することが目標です。

阪上先生は、導入部分で、仲良しのガールフレンドと大阪市内の寄席に落語を聞きに行くという場面をイメージさせました。(教科書は、日本の伝統文化である落語を用いているようです)「自分だったら、どこで待ち合わせるかな?」「大阪狭山市駅」「何時に?」「10時かなあ?」「早すぎない?」…などと、場面を想像して笑いが起きます。

「そんな待ち合わせに遅れたら、どう言うかな?」…この発問を境にして本時の学習に一気に入っていきました。

「ごめんなさい」と謝るEmmaに、やさしいKenはどういうかな?

I have just arrived.「今着いたところです」ドンピシャで先生が求める表現をした生徒に「言ってほしいことを答えてくれたね!」と阪上先生。

Have you bought snacks yet?    Yes,I have already bought snacks.

Have you put shampoo in your bag?   No,I haven't. I haven't put shampoo in my bag.

ペアでのやりとりを何度も取り入れて、繰り返し練習します。英語でのやりとりは新鮮で、日本語とは異なる楽しさがあります。このように実際の場面を想定したやりとりで、英語を用いた表現力を高めていってほしいと思います。

    

技術・家庭科★高橋三佐子先生の授業研究です

5月29日(水)2年生技術・家庭科「エコバック製作」の授業研究がありました。この単元ではまずミシンの操作について学び、その後1年生で学習した手縫いでしつけをかけ、ミシンで縫い上げて丈夫なエコバックを製作していきます。

本時はミシンの持ち運び、安全な使い方などについて説明を受けた後、下糸の巻き方に入ります。高橋先生は、巨大なボビンを黒板に貼りつけて、糸の巻き方を分かりやすく説明しました。針の部分が動かないようにすることや、巻きはじめから途中の糸操作など、生徒たちは真剣に聞いていました。いよいよ実習です。糸のかけ方に戸惑ったり、巻き付けの偏りをどう操作したらいいか困ったりしていましたが、グループの仲間と助け合って取り組んでいました。できた人から前に提出して、評価を受けます。一人ずつ置く場所をつくっているので全体の作業の進み具合がひとめでわかりました。

技術・家庭科の時間は、説明→準備→作業→評価とふりかえり→片付けの1時間を効率よく進めることが大切です。エコバックの製作を通して、小物や袋物など身近なものを手作りできるようになってほしいと思います。

     

国語科★船富聡子先生の授業研究です

5月28日(火)1年生国語科「さんちき」の授業研究がありました。「場面の様子や登場人物の思いに注意して、作品を読み味わう」「読み取ったことをもとに想像を膨らませ、自分のものの見方を広げる」ことが単元の目標です。

船富先生は、初めに小学校低学年で習った「スイミー」のお話を使って、起承転結・心情曲線・主人公のつぶやきを、短時間で抑えました。生徒たちはICTに映し出された懐かしいお話を音読し、構成や主人公の心の変化を「簡単だ!」と感じながらつかむことができたようです。ここまでわずか15分。

その後、「さんちき」も同様に、ICTで構成の枠を映し出し、起承転結から考えさせました。生徒たちは必要に迫られて、自ら何度も教科書の本文を読み返しながら、4つの場面の内容を15文字程度でまとめます。字数制限、時間制限は、今後の学習やテストで大きく役立つと感じました。

班での話し合い、読む・書く・発表の連続で、どの生徒も忙しそうに取り組んでいきます。「中学校で学習する文章は、分量が非常に多くなり、内容をつかむのがしんどい・わからない・・・」こんな声をよく聞きますが、基本は同じで構成を理解すれば、全体を把握しやすくなります。

国語力を高めるために、大変効果的な授業展開でした。このような学習形態を積み重ね、「主体的・対話的で深い学びを実現できる生徒」になってほしいと思っています。

   

  

音楽科★木野亜沙美先生の授業研究です

5月28日(火)1年生音楽科「We'll find the way ~はるかな道へ~」の授業研究がありました。「歌唱の活動を通して、表現を工夫すること」が単元の目標です。

木野先生は初めに校歌を元気よく歌うように伝えると、軽いタッチで前奏を弾き始めました。もうすっかり覚えているようです。続いて本時の歌唱曲を歌います。朝一番は声が出にくいと思ったのですが、生徒たちは元気よく2曲を歌いました。

次は、本時の活動の説明です。先生は、①曲の雰囲気 ②作者が伝えたいこと ③歌でどう表現するか の3点についてグループで話し合い、ホワイトシートにまとめるよう指示しました。生徒たちは、「明るい雰囲気」「未来への希望」「クレッシェンド フォルテ…」など、話し合いをまとめていきます。そして、いくつかの班が発表したところで「一度歌ってみよう」と声をかけ、言語活動を音楽活動につなぐようにしていました。③の歌でどう表現するかは最も難しい課題ですが、最後の合唱は初めの合唱とは雰囲気がかわり、豊かな曲想でイメージが膨らんでいるのを感じることができました。

指導助言に来ていただいた市教委指導主事からは、「生徒たちは一生懸命取り組んで、楽しく活動できている。‘”声を飛ばすように歌う”、など生徒の言葉をどんどん活かして、表現できた時はしっかりとほめ、さらに豊かに表現できるようがんばってほしい」との助言をいただいました。11月の合唱コンクールに向けて、大きな一歩になった時間でした。

    

保健体育科★山本克也先生の授業研究です

5月24日(金)1年生保健体育科「集団行動・準備運動」の授業研究がありました。「集団で基本的な行動ができるようにすること」「声をかけ合って、互いに協力する意欲を高めること」「自己の最善を尽くして運動するための基本的な態度を身につけること」が単元の目標です。この単元は、新1年生が、今後の3年間の体育の授業規律を守り、心身の健康を保持増進するという中学校の教科目標達成の土台となるもので、オリエンテーションを含め10時間程度計画しています。

単元の終末の授業を参観しました。入学したころは戸惑う様子が目立っていた1年生が、見違えるほどきびきび行動できるのにとても驚きました。山本先生の話では、単元の途中にICTを活用して先輩たちの集団行動の様子を見せたり、よりよい行動をするための班単位での話し合い活動や教え合いの練習時間を取るなどの工夫をしているとのこと。この時間も、見本をしてくれた生徒に大きな拍手が起こるなど、集団としてのまとまりが育ってきていることがわかりました。そして、さわやかな汗をかいて、生き生きと活動する姿に感動した1時間でした。

この単元で学んだことを活かして、きっと一人ひとりが保健体育科での学びを深めていってくれることと思います。

1年生は6月に宿泊学習を予定していますが、この学びを活かして、どのような「中学生らしくなった姿」が見られるか、楽しみです。

       

食物アレルギーについて、校内研修を実施しました

5月16日(木)午後、大阪南医療センターの井上医師を招聘し、食物アレルギーの研修を行いました。

大阪狭山市では、学校給食でアレルギー除去食を実施するとともに、教職員の対応力を高めるよう継続的に研修を開催しています。狭山中学校は、市教委主催の研修に加えて学校独自の研修を継続的に実施し、専門家のご指導の下、食物アレルギーについての理解を深めるとともに、実際の場面を想定したシミレーションも行い、いざというときに備えています。

この日は、修学旅行先でお弁当を食べた生徒がアレルギーの症状を訴えた場面を想定して、練習しました。

講師の井上先生からは、「昨年よりさらに慣れた対応ができている。エピペンは3本用意しておくことが望ましい」等の助言の他、打ち方のよい例と悪い例を具体的にご指導いただきました。

宿泊学習は各学年で行きますので、今後学年ごとにシミレーション練習する予定です。