1月10日(金)視察研修報告会が、市教委でありました。

市教委主催の視察研修に、今年度は本校から教頭先生、日置先生、杉本先生の3名が参加しました。今年度の視察校は、京都府の久御山学園。地域のつながりを大切にした学校づくりから、たくさんのことを学んできてくれました。

今日の報告会には、市内の全小中学校からたくさんの先生たちが集まり、視察校の学校方針や指導計画、授業風景などのプレゼンテーションを視聴しました。その後の中学校区別協議会では、これまでの取組みをお互いに交流しながら、今回の視察校から学んだことを、今後の学校づくりにどう生かすか、話し合うことができました。

  

12月12日(木)社会科★1年生 杉本先生の授業 &全学級の公開の様子です

大阪府スクールエンパワメントの事業を受けて、公開研究会を行いました。府教育委員会や市教育委員会の指導主事をはじめ、市内外の先生たちが授業を参観後、研究討議会を行いました。

学力向上研修を兼ねて引き受け、模範授業を担当した杉本先生の社会科は、「アジアとの結びつきに着目しながら、オセアニア州における地域的課題について考察すること」が本時の目標です。

導入で前時の復習をした後、杉本先生は、ICTを用いて歴史的背景についての諸資料を映し出し、当時のオーストラリアの考え方を想起させました。外国生まれのオーストラリア人の内訳の推移から考えを深めた生徒たちは、白豪主義から多文化社会へと移り変わっていったことを理解していきました。

そして、本時の中心的課題「現在オーストラリアが築こうとしている多文化社会とは、どんな社会だろう?」を提示し、社会的な視点でまとめさせるためにルーブリック評価について、説明しました。生徒たちは、よりよくまとめる観点を意識しながらまず一人で考え、4人班、学級全体と交流を広げていきます。

各班から出たワークシートをもとに、多文化社会についての考察に必要なキーワードを、杉本先生はピックアップしていきました。「人口」「歴史」「産業」・・・そして「互いの違いを尊重しあうことで豊かな社会を築く」ということを主体的に学ぶことができたと感じました。

 

狭山中学校では、「授業スタンダード」を全教員で話し合って構築し、「視覚的にわかりやすく」「話し合い活動で主体的に」などを特に意識して授業しています。

大阪府教育委員会や市教委の指導主事の先生方からは、「教員が気持ちをそろえて取り組もうとしていることがよくわかった」「生徒たちが、班での話し合いや発表に慣れている。先生たちのICT活用の工夫が素晴らしい」などの評価をいただきました。今後もより主体的で深い学びのある授業をめざして、取り組んでいきたいと考えています。

<他の学級での授業>

         

<授業後の研究討議会>

  

 

12月10日(火)国語科★3年生 山根先生の授業研究です

3時間目、山根先生による国語科の授業がありました。題材は「万葉・古今・新古今」で、目標は、「和歌に詠まれている作者の気持ちと風景を読み取る」「和歌の意味や使われている技法に注意して、鑑賞文をまとめる」です。

初めに先生は、「初春の令月(れいげつ)にして、氣淑(きよ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」という和歌を、大型テレビに映し出しました。「この和歌は・・・?」と問いかけます。何人かの生徒はすぐに新元号が「令和」とされたもととなる和歌であることに気づきました。この仕掛けで、生徒たちの和歌への関心はぐんと高まりました。

次に各学習班に封筒を配り、そこに入っている和歌の作者の気持ちや風景について、一人で考えます。生徒たちはそれぞれ自由に想像を巡らせて、身にプリントに書いていきました。続く班活動は、さすが3年生。さっと机を移動したかと思うと、役割を決めてだれからともなく自分の考えを伝えていました。4人がそれぞれ伝えた後は、ホワイトボードにまとめます。

★防人歌「韓衣裾に取りつき泣く子らを置きてそ来ぬや母なしにして」が当たったある班は「なんで、悲しいのかなあ」「失恋?」「いや、違うよ。北九州に一人で来てるから寂しいんじゃないかな」「あっ、そうか。家族と離れて兵士を務めているんや」・・・。

★大伴家持の歌「うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しも一人し思へば」が当たったある班は、「雲雀が楽しくしているのに、この人はなんで悲しいんかなあ」「何があったのか、わからないよなあ」

★額田王の歌「君待つと我が恋ひをれば我がやどの簾動かし秋の風吹く」が当たったある班は、「彼が来たと思ったら、風やったんやね」「がっかりしたやろなあ」「ずっと待ってるんか」等とこの歌は気持ちがよくわかったようです。

 発表の場面では、互いの説明を聞いて、自分の班との違いや共通点を見出して、理解を深めているようでした。

 市教委のアドバイザーからは、「全員が意欲的に参加していた。導入で身近なこととつないだところやICTで学習の流れが常に確認できるようにしていたところがよかった。短歌のリズムを味わってより関心を高めるために、次の時間は音読を効果的に取り入れてほしい」との助言をいただいました。