9月7日(月)集団行動に参加しにくい子どもについて

 

15

あっという間の夏休みでしたが、お子様の様子はいかがですか。二学期は、さまざまな行事が予定されています。感染防止のため、保護者の皆様には例年のような参観はしていただけません。また、ほとんどの行事が、これまでとは異なるスタイルでの実施となります。でも、生徒一人ひとりの心に残る行事になるよう、教職員で精一杯工夫を凝らしているところです。例年同様、お子様の応援をよろしくお願いします。

さて今回は、体育大会などにおける集団行動に参加しにくい子どもについて、考えていきたいと思います。集団行動が苦手と感じている子どもの多くは、次のようなことが背景にあると考えられます。

・通常と異なる場は見通しが持てないため、強い不安や緊張を感じる。

  ・その場の空気(音・におい・光・触感など)に耐えられない。

  ・「気を遣い過ぎて疲れる」「集団に馴染む自信がない」等の理由で、大勢が集まる場が苦手。 

上のように感じる子どもは、集団の中にいるだけでも辛く、その上いつもと異なる活動をしなければならなくなると、人一倍強い不安や緊張を覚えるのです。このことが原因で、登校をしぶる子どももいます。でも、これを即取り除くことはできません。焦らず時間をかけて、少しずつ不安を取り除くようにすることが大切です。わがままだとか、自分勝手だと決めつけて、厳しい言葉をかけるのは逆効果です。ほとんどの子どもは、「参加したい」「参加しなくては」と思っているのにできなくて困っているのです。

まず、本人の話をじっくり聞くことから始めていきましょう。参加を強要せず、「どのようにしたら参加できるか」「どんな場面や活動だったら参加しやすいか」いっしょに考えていきましょう。そして、みんなとは異なる方法での参加や部分的な参加を模索しましょう。

「自分の辛さを理解してもらえる」「自分の存在を大切にしてくれている」と感じるだけで安心感が生まれ、次への行動へとつながっていくと思います。行事への参加に不安や戸惑いがあるときは、学校へ気軽にご相談ください。

 7月21日(火)「書く力」を高めるために

 

今回は四つ目の「文字が正しく書けず、課題や教科書の文章を写したりすることが難しい」についてのお話です。

書いたり、写したりするのが難しい原因は、様々な要因が重なっている場合が少なくありません。周りの者は、つい「なぜ書けないの」「なぜやらないの」などと、言ってしまいがちですが、そのような子どもは、「素早く正確に書きたいのに、時間がかかってしまう」「頑張っても、間違えてしまう。できるようになりたいのに・・・」と思っています。本人が一番困っているのです。こんなことが積み重なると、意欲も低下してしまいます。

このような子どもは、「文字の形や画の位置関係を正しく把握したり、記憶したりすることができない」「似た形の文字を混同してしまう」ということがありますが、少しずつ改善していくことができます。

そのひとつに、ノートのマス目を大きくする方法があります。まず、大きなマス目の中に、思いつく言葉を自由に書きます。(漢字で書けるものは漢字で書きます) 大きく書くことは、文字の形を正しく認識し直すことにつながります。その過程で鉛筆の持ち方や、書く時の姿勢などを観察し、よいところを褒めて、自信をつけてあげてください。お子様が文字を書きだしてからと同じくらいの時間がかかるつもりで、気長に根気よく続けることが大切です。

中学生の横について、字を書くのを見るのは今さら・・・と思われるかもしれませんが、勉強としてではなく、クイズやゲームのような感覚でなら、楽しくできると思います。一日数分間でも効果があると思いますので、ぜひ試してみてください。

 

カタツムリのキャラクター | かわいいフリー素材集 いらすとや6月12日(金)アジサイのライン飾り罫線イラスト - イラストストック

 

こんにちは! 昨日、梅雨入りが発表されました。自然が美しく緑に輝く季節です。季節の移ろいとともに、私たちの周りの様子も少しずつ変わってきました。日常を取り戻しつつある今、多くの方々の努力には心から感謝しています。そして、これまで当たり前と思っていたことができるようになったことに喜びを感じる今日この頃です。

学校は、まだまだ通常とはいえませんが、毎日の登校となり、生徒のみなさんの元気な姿が校内に戻ってきました。検温・マスク・手洗い・咳エチケット・体調管理に注意を促しながら、生徒のみなさんも私たち教職員も、学校生活の新しいリズムに慣れるように努力しています。どうぞよろしくお願いします。

 今回は、「こだわりがあり、周りに合わせて行動できにくい子ども」についてのお話です。

「こだわりがある」ということは、「一つのことに集中できている」「一生懸命」ということですので、大切にしてほしいことの一つです。しかし、こだわりが強すぎると、他者の考えが受け入れられなかったり、周りに合わせて行動できなかったりする場面が増えてしまいます。

そんなときの子どもは、自分が今、どうしたらよいのかわからず、また、それをどう表現していいのかわからなくなって、感情的になってしまうことがあります。周りから見ると、「みんなと同じように行動してくれなくて、困った子」と感じてしまいがちですが、一番困っているのは本人です。こだわりの強い子どもは、気持ちの切り替えが苦手ですので、予期しない変化に出会うと、戸惑ってしまうのです。

では、そんなとき、周りの人は、どのようにすれば、その子の不安なことや苦手なことを、軽くできるのでしょうか・・・

まず、子どもの気持ちを代弁することが大切です。「悔しかったね」「残念だったね」「つらかったね」「こうしたかったんやね」・・・と、言葉でゆっくり伝えるようにします。「勝手なことばかりして!」「早く○○しないとだめでしょ!」という言葉は、不安な気持ちを増幅させますので、禁止や命令の言葉はできる限り控えて、共感する言葉をかけてみてください。事細かく言う必要はありません。泣いているときは、泣き終わるまで静かにそばにいてあげてください。そして、泣き止んだら、「自分で泣き止むことができた」すなわち、「自分で気持ちを整えることができた」ということを褒めてあげてください。

落ち着いてきたら、次は、「今度は、違う表現をするように努力しよう」「今度は、気持ちを言葉で伝えるようにしよう」と諭してください。感情的な表現(暴言を吐く、物に当たるなど)によって、本人の思い通りにすることは、しないようにしましょう。そのような表現によって、物事が思う通りになった経験があると、「いつもこうすれば、許されるのだ」と間違った理解をしてしまいます。

思春期は、気持ちが読み取りにくい上、反抗的だったり不機嫌だったりして大変だと思いますが、「正しい表現こそ、自分の本当の気持ちが伝わる」「正しい表現ができると、自分自身の心が豊かになる」ということを、粘り強く教えてあげてください。

5月26日(水)

 こんにちは!お変わりありませんか。お家で過ごすことが多い日々ですが、学校は三密を避ける工夫をしつつ、少しずつ通常の学習ができるように努めているところです。

今回は、イライラしたり、すぐにかっとなってしまったりする子どもについてのお話です。このような子どもに関わる周りの大人は大変ですが、一番困っているのは、本人です。困っている原因としては、例えば、

しないといけないのはわかっているけど、何から始めていいのかわからない。

すぐにやるべきことと、後からでいいことの順番がわからない。

たくさんありすぎてできない。

これらが重なって、負のスパイラルに陥っている場合があります。また、失敗体験が多くて、自分はダメなんだと、自己肯定感をなくしてしまっているのかもしれません。このような場合は、日ごろから「スモールステップ」で一歩ずつ達成感を経験できるようにサポートすることが大切です。

※「スモールステップ」

小さな階段という意味。初めから高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標や課題を

達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。

 「不機嫌子どもイ...」の画像検索結果  ➡ 「褒めるイラスト」の画像検索結果
 ご家庭では、例えば、

順番を決めて、ひと区画ずつ、机の上や引き出しの中などを片付ける。

置き場所を作る。まとめて入れておく専用のカゴを用意し、週1回の整理タイムをとる。

本人とおうちの人がわかるように、することを箇条書きして見えるところに貼り、できたらチェックする。

学校では、

整理用の入れ物を作る。透明の入れ物等に、各教科の持ち物や体操服一式セットをそれぞれまとめて入れておく。

▸ 提出用のプリント入れを作る。  等今、何をしたらいいか、わかりやすいようにしています。

大切なのは、できたときに、褒めることです。子どもは、褒めてもらうことで、見てくれている = わかってくれている = 自分はできるんだ! という正のスパイラルが生まれ、自信を持つことで、大きな成長につながります。

 

はじめまして「罫線イラスト」の画像検索結果「罫線イラスト」の画像検索結果

こんにちは!このページでは、これから、お子様の成長にかかわることについて、発信していきたいと思います。今年度の通級指導教室は、福島幸子と辻野節子が担当し、発達相談の窓口をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。 

 

保護者の皆様へ 「罫線イラスト」の画像検索結果

 今、私たちは、だれもが経験したことのない厳しい状況の中にいます。できる限り自宅にいることを求められ、テレビやネット、新聞などの情報も、平時とは大きく様変わりしています。ですから、子どもも大人も大変なストレスにさらされています。

家族で過ごす時間が長い今、子どものいろいろな面が見えてくることがあると思いますが、こんなことはありませんか?

〇整理整頓ができなくて困っている。物を出しっぱなしにしている。

〇すぐにかっとなってしまう。気持ちの切り替えができない。

〇こだわりがあり、周りに合わせて行動できない。

〇文字が正しく書けない。課題を読んだり、写したりするのが難しい。

 強いストレスから、そういう行動や表現になっているのかもしれませんが、普段はどうですか? 「今までにも、そんなことがあった」という方は、そんなときどんなふうに接していましたか? 

お子様は自分の思いや困っていることを言葉で表現するのが苦手なのかもしれません。「わかってほしい」「寄り添ってほしい」だけなのかもしれません。でも、このようなことが続くようでしたら、相談してみませんか? 関わり方を工夫したり、変えたりすることで、お子様の大きな成長につながることがあります。

学校にはスクールカウンセラーの先生や保健室の先生、生徒指導の先生、担任の先生など多くの先生がいます。通級指導担当の私たちもお話を聞いて一緒に考えていきたいと思っています。気軽にご相談ください。